Python入門 - 数値と算術演算
まずは、Pythonで電卓する
習うより慣れろで、さっそくコードを書いて実行してみましょう。コード量が少ないので、インタラクティブモードでいろいろ試してみたいと思います。
>>> 6 + 6
12
>>> 6 + 3
9
>>> 6 + 3 * 2
12
>>> (6 + 3) * 2
18
>>> 4 * -11
-44
>>> 7 / 3
2.3333333333333335
>>>
だいたい、直感通りに計算できます。気をつけたいの/」の割り算で、これは計算結果が小数になります。カッコで囲っていなくても、「*」「/」が「+」「-」よりも優先されます。
>>> 11 / 3
3.6666666666666665
>>> 11 // 3
3
>>> 11 % 3
2
>>> 1.3 + 4
5.3
>>>
「//」は割り算の結果の小数部分を切り捨てて、整数にします。「%」は剰余です。剰余は聞きなれない言葉ですが、要するに割り算の余りのことです。そんなの何に使うのかと思われるかもしれませんが、数字が奇数か偶数かを判別したり、4の倍数かどうかを判断するのに使います(4で割った余りが0なら4の倍数とわかる)。また、整数と小数の足し算結果は小数になります。
その他の演算
Pythonには、他にも様々な計算があります。
>>> 5 ** 2
25
>>> ~4
-5
>>> -(4 + 1)
-5
>>> 4 >> 1
2
>>> 4 << 1
8
>>> 2 & 3
2
>>> 2 | 3
3
>>> 2 ^ 3
1
「**」はべき乗の計算です。5の2乗で25というわけです。
そのあとの演算は「ビット演算」というものです。コンピュータでは数値は内部的には0、1のビッドで表されています。このビットに対して演算します。
「~」はビット反転で0を1に1を0にします。「>>」「<<」は右/左シフトで各ビットをそれぞれ右/左に指定した数だけずらします。「&」「|」「^」はそれぞれ論理積、論理和、排他的論理和です。
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