Python入門 - IDLEとPythonの基本的な使い方
IDLEを使ってみる
それでは、インストールしたIDLEを起動してみましょう。
IDLEを起動すると、「Python 3.x Shell」(以下、シェル)という画面が立ち上がります。このシェルでは、インタラクティブモードになっています。プログラムを打ち込むと、すぐにその場で実行されます。1行ずつ入力するたびに実行されます。
print('Hello World!')
Hello World!
>>>
とても気軽にプログラムを実行できるので、ちょっとしたプログラム(コードスニペットとも言います)を試すのじぴったりです。
pyファイルを作って実行する
しかし、これではプログラムを保存したり、同じプログラムを何度も実行したりするのにはとても不便です。そこで、コードを別ファイルに書くようにします。
IDLEのメニューから「File」→「New File」を選択します。そうすると、別画面が出てくるので、この画面に同じようにプログラムします。この画面上では、インタラクティブモードと違い、入力するごとに実行されるということはないので、たくさんまとめてプログラムすることができます。
print('Hello World')
sum = 2 + 4
print(sum)
作ったプログラムは実行する前に、保存しておく必要があります。名前はなんでもOKですが、拡張子は「.py」になります。プログラムを保存したら、さっそく実行しましょう。メニューの「Run」→「Run Module」で実行できます。このプログラムの実行結果は以下のようになります。
Hello World
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エラーメッセージの見方
プログラムにバグがある場合、プログラムは一部しか実行されず、エラーになります。
例えば、下記のプログラムはバグのあるプログラムです。
print('Error Test')
sum = 2 + 'one'
このプログラムを実行すると、シェルにエラーメッセージが表示されます。
Error Test
Traceback (most recent call last):
File "*****/FirstProgram.py", line 2, in <module>
sum = 2 + 'one'
TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
Pythonは、プログラムのコードを1行ずつ実行するインタプリタと呼ばれるタイプの言語です。ですので、プログラムの正しい行は実行され、間違ったところでエラーになって止まります。
このエラーメッセージは、「*****/FirstProgram.py
」というファイルの2行目の「sum = 2 + 'one'
」で「TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
」というエラーが起きていますよ、という意味です。
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